「おばあちゃんがいったのよ 」
文 ジル・ペイトン・ウォルシュ
絵 ソフィー・ウィリアムズ
現題"When Grandma Came"
Jill Paton Walsh
Sophy Williams
世界中を旅したおばあちゃんが孫娘に語りかける話。
アフリカのカバだってあなたほど汚しはしないし、
ジャングルの虎だってあなたほど騒がしくなかったけれど
「あなたほどかけがえのないものはどこにもない」
2008.11.7
一年前にチェックしていた本
白髪のおかっぱのイギリス人のおばあちゃん
ちょっと孤高な感じのするおばあちゃんが
孫娘の成長と 世界のあちこちでの記憶を 交差させる
せかいじゅう いたるところの 山や 谷や 海や まちや庭でみた
月あかりも 星あかりも わすれはしないけれど…
ほんとうにもう、あなたほど かけがえのないものは どこにもいないって。
最後のこの文章で しゅうままの記憶も いま 頭の中を駆け巡っています
ローマのテルミニ駅での蒼い蒼い夜空
宿への帰り道がわからなくなって心細かったケチャ観劇後のウブドゥ
みるみる月が欠けていった皆既月食のプラハ
夕方5時には電気が途絶えロウソクの灯りで過ごすサハラのメルズーガ
酔いつぶれて路上で寝ていてイギリス人に起こされたロンドン
その夜のドミトリーのベット代を払い忘れて叩き出されたパリの夜
ラマダン(断食)期に乗車して周りが気になって食べられなかったアスワンからカイロ行きの夜行列車
テントの中は暑すぎて星空の元で過ごした西表の星砂海岸
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