10.24に書いた
ヘルベチカよりフーツラが好きですがから
ずっと気になっていた事が氷解(ってーほどのことでもないか)
スイスの別名「ヘルベチアあるいはヘルベティア」は日本ではあまり知られていないだろうが
正式名称: コンフェデラション・ヘルベティア Confoederatio Helvetica(CH) ヘルベティア国家連邦
ヘルベティアとは現在スイス地方に住んでいたケルト系の一部族ヘルベティア族に由来するそうですが、現在では切手や小銭、車の国別表記くらいしか見ることがありません。
紀元前一世紀ごろにケルトの一種族でヘルウェティと呼ばれる人たちが南ドイツあたりからスイスにやってきたと言われています。 ヘルウェティは次第に勢力を拡大して、やがてローマ帝国と衝突するようになりましたが、ジュリアス・シーザーの頃にはヘルウェティは現在のスイス領周辺にまで押し返されて、ローマ人はその地を「HELVETIA」と呼ぶようになったのです。
ドイツ語ではSchweiz、フランス語ではSuisse、イタリア語ではSvizzera、ロマンシュ語ではSvizra となります。
現在のスイス連邦の四つの公用語で、国名を表記するときに全部書き連ねるのは面倒だし、どれかに偏るのも問題があるということで、大昔のラテン名である「HELVETIA」をアイデンティティーの指標として使っていくことがままあるのです。
詳しくはこちらをんまー日本人からするとスイスって
「ハイジ(HEIDIで画像検索すると…いってごらん)」「マッターホルン」「中立国」「景色がきれい」
あるいは「マネーロンダリング」というイメージなのでしょうが
物価は高く、地方によってドイツ語/イタリア語/フランス語(スイス語なんてないんだよ)を話し、
ビンボー旅のバックパッカーはぶつくさ言いながら通過する(失礼)国だったように思う。
YHでは世界中から「建築関係」の旅人がなぜか多く
そのYHで「いびきがうるさい」とわざわざ起こされた思い出がある
(確か、You're snoringと現在形で☆ま・さ・し・く)
YHの前は国境に近いドイツの友人宅に泊めてもらって、
毎日カーステレオからマドンナの「クレイジー・フォー・ユー」を聴(かされ)きながら、スイスを観光
閑話休題
本題
「ヘルベチカ(書体)」と「スイス」の関係だ。
欧文フォント「ヘルベチカ(Helvetica)」。
バウハウス以降のモダンなサンセリフ書体の代表的な存在です。
サンセリフとは、仏語でsans-serif。「ヒゲ無し」という意味です。
ヨーロッパではグロテスク(Grotesk)とも呼ばれ、アメリカではゴシック(Gothic)と呼ばれています。日本でもアメリカの影響でゴシック体と呼ぶ方が通りは良いようです。
ただし、ヨーロッパでゴシックというと名前の通りゴシック時代のヒゲ文字を指すようで、日欧米の共通語としてはサンセリフということになるでしょうか。
デザイナーはマックス・ミーディンガー(Max Miedinger 1910-1980)。スイスはチューリッヒ生まれのタイポグラフィ・デザイナーです。
「ヘルベチカ」が制作されたのは、1957年。
当時は、ハース社(Haas)から販売されたので「ハース・グロテスク(Haas-Grotesk)」と呼ばれ、60年に「ヘルベチカ」と命名されました。ハース社は1790年創業の歴史ある会社でしたが、その業務は、1989年にリノタイプ社(Linotype)によって引き継がれています。
さらにリノタイプ社は、1997年、業務用印刷機械製造のハイデルベルグ社(Heidelberger)の子会社になっています。
「ヘルベチカ」の名前の由来は、スイス(正式にはスイス連邦)のラテン名「コンフェレラチオ・ヘルベチカ(Confoederatio Helvetica)」。ヨーロッパの自動車には国籍表示があり、スイスは「CH」ですが同じ由来です。
スイスがヘルベチア共和国と呼ばれていた時代もあります。18世紀末、ナポレオン時代のフランス侵攻によってできた傀儡国家で、19世紀初頭には崩壊。その後、スイスは永世中立の道を歩みます。
スイスの公用語は、ドイツ語、フランス語、イタリア語、ロマンシュ語の四つ。異なる言語が併記される印刷物において、バランス良く成立することが求められたため、タイポグラフィが発達したとも言われています。
おおおおおおおお
しかしロンドンの語学学校で、どんどん見た目がパンクになって行くスイス人を何人も見た(だんだん学校に来なくなる。ロシア人も)