9時からのBS2海外ドラマ。引き込まれて観たら、泣ける泣ける。
眠りについた周を抱きしめてしまうほどの、良いドラマでした。
失われた子供
1940年6月。ドイツ軍のフランス侵攻が進むなか、パリに住むオディールは3歳の息子ルルを連れ、夫の田舎シャニーに逃れることにする。しかし途中で空爆に遭い、オディールは命を落とし、ルルは消息不明になってしまう。
5年後、終戦を迎えて帰国したピエールは、行方不明になっているルルを探し始める。そして、身元不明の子供たちが送られた養護施設でアンドレという少年と出会う。アンドレは年齢や行方不明になった状況がルルと一致していたが、当時の記憶がなく、身に着けていたはずのメダルも持っていなかった。アンドレがルルではないかと心を躍らせるピエール。しかし院長は、家族の愛に飢えているアンドレに不用意な期待を持たせて傷つけたくないと慎重だった。ピエールは再会した幼なじみのローズとともに、再び施設を訪れる。やがてピエールは、アンドレがルルに違いないという思いを強めていくが……。
ネタばれアリ(たぶん「海外ドラマ」なので皆さんもう観られないのでばらします)
アンドレを養子縁組手続きしたその日に、近所に住む仕立屋の女性が、そのルルを我が息子同然に育てていた事実に気づき、ピエールはアンドレとの契約を破棄する。施設の仲間のやっかみで、アンドレ(割とずるがしこいが根は良い少年)はイジメに遭い、惨めな思い。寒い深夜、施設を抜け出しアメリカに逃亡を図るも失敗。
一方、ピエールは実子ルルを仕立屋の女性から引き離そうとするが、もはや母子の絆が出来上がっていることを目の当たりにする。そして、心の中からアンドレが消えない。
幼なじみローズとの新しい家族として、近くのルルを見守りつつ、アンドレをやはり引き取り(アンドレはさぞかし傷ついたろうに)、これからの新しい家族の絆を模索する…
という内容でした。