入院中息抜きに、巷の空気を吸いに出かけたときの行き先は、きまってブックオフ。
たまたま105円で手に入れていた
小田実氏の
世界が語りかける 1977-1979 集英社, 1979
先日お亡くなりになった。
ちょうどその一週間前から「そういえば」と読んでいた偶然。
旅人の必読書のこの有名な一冊。ナンパ・トラベラーの私には「堅かった」記憶だった氏のイメージが、この「世界が語りかける」で払拭。
すーっと入ってきた。そして氏は旅立ってしまった。
ロッキングチェア・トラベラーというコトバを見つけた。
椅子に座りながらにして書物で旅をする事らしい。
団塊ジェネレーションへのセールス・プロモーションで出来たコトバらしいが、浸透しているのかな。
ヤフーの記事で紹介されていた2冊が「何でも見てやろう」と『河童の覗いたインド』妹尾河童著だった。
昔銀ブラ(←死語)していたらたまたまギャラリーで「妹尾河童展」をやっていて、ギンガムチェックのシャツを着たご本人がおられたが、当時「旅」の「た」の字も興味がなかった23歳位の頃。なーーーーンとも思わずギャラリーを一周して出てきた。
あー今なら俄然興味アリアリ
時既に遅し。