ウンナンの「満腹フトル」ばりに着ぐるみを着せられた姿が
哀愁を誘ったけれど
主人公のセザール・プチくんは
おでぶちゃん(の設定)
始めの場面が「お葬式」
彼はユダヤ教
目線は俯瞰へ移動。
黒い傘がぽつぽつ開いて雨が降り始め、最後にピンクの傘が。
かなり「画」にこだわること!期待大な導入!
なんだか周にかぶるのよね
彼はモルガン
何でも器用に出来て
密かにセザールが尊敬する親友
シングルマザーのアフリカ系のママは
看護士で週末しか一緒に過ごせない
普通の子に比べれば自由の身だけれど
寂しくて仕方がない
セザールのママ役Maria de Medeiros
妹を妊娠中の役だったけど実際妊娠中?
劇中「パルプ・フィクション」のコメディ部分があるんだけど
ブルース・ウィリスの彼女役だったね(オマージュ?)
「死ぬまでにしたい10のこと 」にも出ていたし
一度目にしたら忘れられないこの顔
ポルトガルの人だったのね
パパ役のJean Philippe Ecoffeyも「アパートメント」出てたの覚えてる
Cecile De Franceも「スパニッシュ・アパートメント」でおなじみだし
フランスって映画の数は多いけれど俳優さんが少ないの?(んな訳ないか〜
まあ10歳の子ども3人で、親の金をくすねてモルガンのパパをロンドンに捜しに行く
セザールはパスポートがないのに何故行って帰って来れたのか…
出来すぎた話ではあるけれど
アンナ・カリーナが登場しなかったら(登場の仕方良かった〜)あの子らどうなってたの?
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ここでも思いがけずロンドンをナツカシク想い、旅人として子供たちが訪ねるから余計よい!
地下鉄(tube)の混雑は子どもの目線だ。
セザールが心の中で呟く。
「イギリス人の匂いもフランス人と一緒だ」
画面はパンクや紳士の脇の下のアップだったりするんだ。
(すごいロンドンのイメージの偏り!不味そうなサンドイッチとかはその通りだったけど)
何故かモロッコでだいぶ習得した(?)フランス語も、子どもが喋る会話が多くて思い出したフレーズなど多々。
「ダッコールD'accord」が多かった!あースペイン語とイタリア語とフランス語を並列で習いたい!
Qmamaさんのブログでパリの学校の様子など伺っているので
この映画に描かれた人々像(特に教師陣)はあながちデフォルメでないと確信(!?)
まあ、しかし10歳の親と言ったら、勿論、私の年齢だとビンゴな訳で
子どもの目線で描かれた映画ながら、親の気持ちにもなって観たり…
tammyお勧めだったので繰り上げ鑑賞いたしました☆子ども目線がとてもよかった!ありがと!
「イブラヒムおじさんとコーランの花」もそうだけれど、「男の子」が主人公の映画を観てしまうのは、無意識に選んでいるのだな私