「思いやりのある子に育って欲しい」—多くの親が子どもの「心」の成長を願っている。
しかし「心」は大事だと思っても、じっさいに「心」を育てるには何をどうしたらよいのか、わかりにくい。
身体心理学者である著者は、「心」を育てるには、まず、目の前にある子どもの「肌」に触れ、「身体」の感覚を養うことが大切だと説く。
なぜなら、「肌」は「心」をつかさどる「脳」に、もっとも近いからである。
最新の皮膚論を駆使して、「肌」と「心」「体」「頭」の発達の関係を探る。
プロローグ 頭そだて、体そだて、心そだて(早期教育が「心」に与える影響;知的活動を支える「体」 ほか)
第1章 子どもの心は肌にある(肌感覚が「性格」になる;「なでなで」されて育った子 ほか)
第2章 思いやりを育てるスキンシップ(共感は模倣から生まれる;柔らかい体を作る)
第3章 みんな「なでなで」されたい(子どもを「なでなで」する;異性を「なでなで」する ほか)
子供に対してもさることながら、自分自身にも置き換えて考えることの出来た本。
周に対して割と「触られる」ことを拒否してきたかもしれず、ココロが痛い。
今日は一ヶ月ぶりに喘息検診で病院に。
支払いの時に「しゅーちゃんがやるー」と言って手伝ってもらおうとした。
後ろに並んでいたかなり高齢のおばあさんが堂々と私を抜いて、支払機の前に出た。
まあ、高齢の方だからいいだろう…
ちらっと私を見たので、「どうぞ」と譲った。
それを見ていたらしきやはり高齢のおじいさんが、また堂々と私を抜くのだ!
「おじさん私の番ですよ!(怒)」
仕事に行かなければならないし、ちょっと余裕がなかったのもあるが、その態度に呆れたのだ。
しかも周は列のために設置してあるテープ状のパーテーションをいじってはずしてしまう。
それをよそ目に、私はちゃっちゃと支払いを済ませた。
それが気に入らなかったらしく周が大泣き。いつまでも泣きやまずクルマで怒鳴って怒ってしまう。
散々だった。そして自己嫌悪…
今日はタッチタッチなでなでしてあげなければ。
いつも「ちがうよ」とか否定的な周。3歳児神話…かなり失敗している子育てかもしれない