山手線、五反田から蒲田に東急池上線という私鉄が走っている。
品川区、大田区エリアの下町。両区に通算7年住んだだろうか。
東横線や目蒲線より家賃も安い沿線である。
近くに洗足池という池があった。
広さが30万平方メートル余りの湧水池で、流れ込む川はない。昔から風光明媚な池として知られ、江戸の頃には安藤広重の絵になって、 江戸近郊の名勝として有名であった。また、病気治療のため身延山を下りた日蓮が、 池上宗仲の屋敷に向かう途中でこの池に立ち寄り、足を洗ったという伝説があり、その時に袈裟をかけたと言われる”袈裟掛けの松” (ただし3代目)も残っている。 かつては”千束の大池”と呼ばれていたらしいが、 日蓮にまつわる伝説によって、いつの間にか”洗足池(せんぞくいけ)” と呼ばれるようになったという。
ここの桜をわざわざ見に行った覚えはないが、休日になると池の周りを歩いたもんだ。
先日テレビでここのほとりの犬同伴のレストランを特集していて思い出した。
東京暮らしは結構自然に囲まれていたようにおもう。
ちょっと行けば等々力渓谷なる都会の中のオアシスやら、多摩川の巨人軍グラウンドも近く。